信長の野望 天道 リプレイ



群雄覇権モード 上級 1570年1月 三つ巴と六文銭 真田家




はじめに

プレイ設定は以下のとおり



群雄覇権モードでは、難易度と架空子以外の設定は全て固定で変更できません。
そんなわけでイベント発生しないと表示されていますが、全国モード用のイベントが起きないだけで、
代わりに群雄覇権モード用のイベントが発生します。言わばストーリーモードってところですかね。

このシナリオ「三つ巴と六文銭」では、関東甲信越地方を舞台に、武田家、上杉家、北条家、真田家が登場します。
そして佐奈だけだけちょっと特別です。真田家だけね。
武田家、上杉家、北条家のどれを選んだ場合でも、武田家の当主は武田信玄です。
しかし真田家プレイ時は信玄が死ぬところから物語がはじまり、勝頼が当主を継ぎます。

信玄「何よりも想わねばならぬのは 武田家ではなく、甲信に住まう民だ」
信玄「もし、勝頼に大名たる器量がなければ 幸隆、おぬしがこの甲信の主となれ」
幸隆「…………! しかし、それでは」
信玄「……良いか まず第一に民のことを考えよ それを、ゆめゆめ忘れるな……」
幸隆「……はっ!」

こうして甲斐の虎・武田信玄は息を引き取りました。といった感じのOPイベント。

真田家の武将は総勢11名。得意兵科は騎馬ですが、能力上位3名を見るとどうも適性が噛み合ってません。

真田幸隆
統*83 武*60 知*99 政*84 足軽C 騎馬B 弓S 鉄砲D 兵器A 八幡之備

真田昌幸
統*97 武*76 知*98 政*91 足軽S 騎馬A 弓B 鉄砲C 兵器B 火牛

真田幸村
統*98 武108 知*89 政*36 足軽A 騎馬S 弓D 鉄砲C 兵器C 影突

幸隆は統+1の家宝と、統+5政+5の官位を持っています。
最高値を上げることを考えると隠居したほうが良いのですが、群雄覇権モードでは出来ません。
家宝だけ幸村に譲っちゃいます。

ゲーム開始。





落とせず落とされず

1570年1月

勝頼「幸隆殿、父上は最後に 何とおっしゃっていたのだ……?」



勝頼「そうか…… 幸隆殿、わしは父上には遠く及ばぬが どうかよろしく頼む」
幸隆「はっ!」

幸隆の忠義、そして謙虚な勝頼。



北条家
本城*6 総兵力49530 隣接 東:宇都宮城6170 南:岩付城9580

物量で押し込まれそう、そもそも氏康だって統率96+6に知略94とか普通に強い。

上杉家
本城*4 総兵力37970 隣接 北:春日山城14600

謙信が統率120+17で触りたくない。謙信の弱点である知略も宇佐美定満の97がカバーし隙がない。

武田家 同盟
本城*3 総兵力32100 隣接 北西:砥石城9610

勝頼は統率89まさかこの数字がこんなに低く見えるとは…最高知略も高坂昌信の84と不安だ。

真田家
本城*1 総兵力14490

最高統率は幸村の98+1で最高知略は幸隆の99と質では優秀。問題は量、箕輪城のみで出来る事は限られている。

しかしこれ普通に考えて、上杉家と北条家が同盟してしまいそうなものだが。
そしてそうなると詰むんじゃなかろうか?


1570年10月

開幕で仕掛けてみようかとも思ったが、すぐに兵力を集められ断念。

探索で長野業正と上泉信綱を登用した。



上杉家との国境付近の様子。砦1に櫓7をもって、お引取り願う。
攻撃力に定評のある騎馬だが、破壊力と守備力はイマイチである。
なれば軍事施設が本領発揮してくれるはず。
ここで破壊される度に、今度は箕輪城付近に建て直し更なる時間稼ぎも狙える。
そこまでやって止まらなかったら潔くKOEIされる。

残った軍事施設枠2つは北条家側に砦を建てておいた。
他にも城の改築など防衛に全力を挙げていたら早速の資金難に。ああ兵糧を売るのを忘れていた。


1571年7月

◆群雄覇権イベント 真田十勇士 発生!

急に10人も増えてもらっても領土がこのままでは財政圧迫っぷりが酷いだけ。
そうかさっさと攻めろということか。


1571年9月

上杉家が釣れないバグで平和な日々が続く。
やはりあれほど軍事施設を配置してしまうと慎重になられるか。
そして上杉どころか武田家も北条家も動かない。
こうなってしまうと国力差による兵力差はさらに広がり北条大勝利の確率が上がる一方だ。
どうにかしなければ!けどこういう時って大抵は最初に動いた奴が負けるパターン…


1572年8月

機をうかがっていた所に武田家からの攻撃要請。これに合わせて北条家の岩付城へ侵攻。
しかしこの連合攻撃も兵力差の前に撃沈、耐久半分あたりまで行ったが援軍が次々来るのであえなく撤退となった。

この間に上杉家が春日山城から攻めてきたが、逆に武田が春日山城へ攻め込んでいた。
そう、まさかの同時攻撃である。兵力分散させずに岩付城だけを狙えば落とせたかもしれない。
勝頼よ、謙信も氏康も強攻策の通じる相手ではないぞ…

結果として箕輪城は無傷、というか上杉は砦を壊したところで春日山城防衛のため引き返して行った。
これは嫌な予感、武田が挟み撃ちに会う予感。





形勢逆転

1573年5月

武田家は春日山攻めには大失敗(退路を断たれ部隊壊滅)したが、代わりに小田原城を手に入れた。
というのも、真田家が再び岩付城に攻め込み制圧したことで、北条家の援軍が小田原城にたどり着けなかったから。



これで武田家は上杉家に向けて兵力を集中でき、簡単に上杉に呑まれることはなくなるはず。
もし危なくなったら援軍出せばなんとかなるだろう。
そして真田家としては、岩付城を起点に北条家と戦っていく。
上杉が箕輪城に攻めてきても軍事施設で時間は稼げるし、その間に武田が春日山城奪ってくれるかもしれない。
理想的、ではないかもしれないがかなり良い形が出来た。


1575年4月

あれから武田家からの砥石城防御要請で上杉家と戦ったり、その間に北条家が攻めてきたりで中々思うように動けなかった。
しかし岩付城から出陣して結城城を狙うと見せかけ南進、輸送で兵力の少なくなっていた久留里城を強襲した。
結城城から援軍が来たところで先発の部隊を引き返し、さらに後発の部隊が回り込んで挟撃。
これで久留里城だけでなく結城城まで制圧することができた。

いつの間にか上杉と北条が同盟を結んでいたが、もはや北条は風前の灯火。


1576年9月

太田城、宇都宮城を制圧し北条家は滅亡した。



武田家と上杉家は、町並奪い合いするぐらいで本格的には戦わず兵力をためている様子。
さて上杉にとって今まで後方の安全地帯だった小高城、次の目標はここだ。


1578年2月

小高城の制圧は問題なく進み、さらに黒川城から来た援軍を壊滅させそのまま黒川城も手に入れた。
新発田城は春日山城からの援軍もあり攻めあぐねたが、次第に兵力差が広がりついに制圧。

現在は上杉家との最終決戦、春日山城攻略に向けて輸送待ち。
物資が届き次第、新発田城から出陣して上杉の町並を頂いていく。
そこに迎撃部隊が来るだろうから、箕輪城から別動隊で回り込む。
兵力差と挟み撃ちをもってすれば軍神だって恐るるに足らず。


1578年7月

戦は見立て通りに進み、春日山城を制圧。上杉家は滅亡した。

◆群雄覇権イベント 時代は新たなる者達の手に 発生!



こうして武田家と真田家によって関東甲信越は平定された。



のだが…

◆群雄覇権イベント 勝頼の上洛 発生!

次は上洛だ!天下だ!と荒ぶる勝頼、幸隆が諌めるも逆ギレ。
そして幸隆の脳裏によぎるのは、信玄のあの言葉。

  もし、勝頼に大名たる器量がなければ 幸隆、おぬしがこの甲信の主となれ―――

幸隆「勝ちに驕った勝頼様を止めるには 敗北を教えるしかあるまい……」

真田家と武田家の同盟が解消された。





民のため主君のため

1579年4月

北条家と上杉家を取り込んだ真田家が、武田家に苦戦するはずもなく、
小田原城、砥石城に同時攻撃を仕掛け共に制圧。続いて躑躅ヶ崎城も制圧。

残るは高遠城のみ!

1579年9月

高遠城を制圧。そして…

◆群雄覇権イベント 勝頼と幸隆の和解 発生!



幸隆「ならば好きなように させていただきまする」
幸隆「真田家は、改めて武田家に 臣従を誓いまする……」
幸隆「こたびの事も、すべては武田家と この地に住まう民を思って 勝頼様をお諌めするためにござった」
勝頼「わしが間違っていたのが ようやく分かった……」

こうして勝頼と幸隆は和解した。



思い切って攻めることは大切ですね。と言っても序盤は数年間引きこもってたわけですが(

一度目は敗北を喫した岩付城攻め。しかし耐久を削るという成果を残せ、それにより二度目はスムーズに制圧できました。
そして全力で岩付城を攻めず、余力で春日山城を同時に攻めていた武田家ですが、今思えばこれに助けられた気もします。
もし上杉家が引き返していかずに箕輪城が攻められていたら、また違った展開になっていたことでしょう。

ところで今回に限った話じゃないですがAIの挙動に不満、もう少しマシにならないのだろうか…
陣形を組まずに(武将1人で)迎撃とか援軍とか、こんなの楽に撃破されるに決まってます。
わざわざ工作隊に合わせてゆっくり進軍してきたり、機動力が売りの騎馬でさえですよ。
簡単に背後取られちゃうのもだめ、それで壊滅して傷兵もっていかれるとか馬鹿すぎます。
状況が変わっても、出された命令を遂行しようとするとか(道が撤去されて意味ないのに制圧しにくる等)もおかしい。
このせいで迎撃部隊を無視して、わざわざ闘志の溜まらない軍事施設を狙うんですよね。そして一方的に敵の戦法喰らいまくり。
あと一度帰城状態になると新たに敵が進軍してきてても反応せずそのまま城に向かったり、ああキリがないですね挙げたら。

まあでもそういう穴がなくなれば、いよいよ弱小勢力は滅ぶのを待つだけになってしまいますかね。
けどそれも従来の難易度に加えてより困難なものを用意しただけで選択可能ですよとか、
外交面の改良(従属とか)で弱小でも生き残れますよとか、やり方はあると思いますけど。
ただ解釈を変えれば、こういう物足りなさを多く感じられるほどにハマってきたのかも!?

群雄覇権モードの感想としては、ゲームの規模が小さく手軽、独自ストーリーが楽しめる、といった点から満足です。
特にこのシナリオ「三つ巴と六文銭」の真田家は、マルチエンディングになっているみたいです。
今回のケースは、上杉家と北条家を滅ぼしてからの決裂、そして和解。でしたが、
上杉家と北条家を滅ぼす前に、武田家との同盟をこっちから破棄してしまった場合や、
武田家が上杉家か北条家によって滅ぼされてしまった場合など、
進め方によってそれぞれ異なる結末を迎えるようです。

おわり